泉大津市

本市は、大阪府南部の泉州地域に位置し、北は王子川、南は大津川にあたり、西は大阪湾に面しています。この町の歴史は古く、奈良時代から交通の要として栄えていました。「小津の泊」「大津の浦」などの名勝地は「土佐日記」や「更級日記」にも記されています。

大津川周辺では、昆虫類、鳥類の多くの種が確認されています。特に鳥類は、市内他地域より格段に多くの種が見られ、中には貴重な種も含まれています。
近年全国的に減少が伝えられているドジョウが確認されたことは、特筆すべきことです。また、河口堤防上には、かつて砂浜が存在していた頃の土壌が残っているようで、ハマヒルガオが見られるなど本市では貴重な自然環境です。

臨 海部では、植生の遷移に伴って野鳥類が生活し、市内他地域では見られない鳥が確認されています。定着している種、渡来し繁殖している種があり、鳥類に とっては重要な生息地となっています。また、助松ふ頭の先端に大阪府と市民グループが知恵を出し合って野鳥も憩える自然公園を計画しています。

野鳥公園予定地でのオオソリハシシギ
(写真提供:大津川自然観察会)

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