わたしたちのまち高石市は、大阪府の南部に位置し、古くから羽衣・高師浜の美しい松林、白砂青松の海岸で象徴され、万葉の時代から「音に聞く高師浜のあだ波は・・・」と詠まれるなど、風光明媚な地でありましたが、戦後の著しい経済成長により大阪湾は次々と埋め立てられ、昭和30年代後半には堺・泉北臨海工業地帯が造成され、海水浴場であった海辺の環境は大きく姿を変えました。
この臨海部と内陸部を区分し、緩衝地帯として設けられたのが幅200m、長さ約3kmの浜寺水路です。
浜寺水路には海鳥が訪れ、また高石漁港が静かに佇まい、わずかながら埋立以前の面影を残しています。この水路では、漁港横の高石マリーナからモーターボートがさわやかな風を浴びて疾走し、対岸の漕艇センターでは学生、社会人などによる漕艇競技大会が開催されるなど海や水辺のレジャー、スポーツの場として、親しまれています。 また、水路沿いには、浜寺公園を中心に遊歩道、遊園、庭園、ユースホステル、野球場、野外活動センターなどの文化、スポーツ、リクレーション施設が整備され、自然と水辺環境が調和した憩いの場として数多くの人々に利用されています。
高石漁港から浜寺水路を望む
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