尼崎地域は、東の猪名川と西の武庫川とが運び続けた土砂が厚く積もってできた沖積平野です。
兵庫県東南部に位置し、東西8.3㎞、南北11.1㎞、総面積49.77k㎡で、丘一つない平坦な土地で3分の2以上が海抜3m以下の地域です。
尼崎は、鎌倉・室町期の記録に「海崎」「海人崎」「海士崎」とも書かれており、漁民・海民が住む海に突き出た土地というのが、地名の由来と考えられます。
猪名川と武庫川という二つの流れが育んだ尼崎地域には、海・川と大地の産み出す豊かな実りを求めて、原始より人々が居住しはじめました。
やがて、古代から中世にかけては、大和・難波・京といった政治・経済の中心地と、西国・瀬戸内を結ぶ海陸交通の要地として、尼崎の地は栄えました。さらに近世には、大坂の西の備えの城下町として発展し、近代には日本有数の工業都市となるなど、歴史のなかで常に重要な位置を占めてきました。
近年、日本経済の構造変化が進むなか、工業も大きな転換を迫られ、工場の移転や閉鎖,人口の減少など、都市としての活力の停滞を余儀なくされてきました。
都市の活性化をめざして、21世紀に向けた新たなまちづくりに取組んでいます。
パナマ式閘門(日本で最初)
湾岸線と尼崎21世紀の森予定地
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